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自民 衆院選山口新3区は林外相を公認 昭恵夫人押しの吉田氏は比例転出 昭恵氏の動きに注目

YOU TUBE yab山口ニュースより【山口】自民党が林氏を新3区公認候補予定者に - YouTube
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MHKの報道によると、自民党は16日、茂木敏充幹事長や森山裕選挙対策委員長らが会議を開き、次期衆院選で小選挙区が4から1減の3になる山口県の新3区について、旧3区から新3区に回る林芳正外相(62)=岸田派=を選挙区の公認候補とし、安倍昭恵夫人(60)が後援して、新3区から立候補を希望していた、旧4区の吉田真次衆院議員(38)=旧安倍派=は比例区候補とすることを決めた。


山口旧4区は安倍晋三元首相が選挙地盤としていた。選挙区が減ったため旧4区は新3区になったが、吉田氏を安倍氏の後継者として後押しする昭恵夫人は、山口県連を飛び越して、茂木幹事長に吉田氏の新3区での公認を直訴していた。吉田氏の後援会長にもついた。


従来、自民党は小選挙区に2人の有力候補がいる場合、1人に比例・単独候補に転出してもらい、当選の可能性が高い名簿の上位に置くことで調整していた。国会議員としての実績を重視すれば、現役外相を務める林氏が新3区から立ち、今年4月の衆院補欠選挙で当選したばかりの、新人議員の吉田氏は比例区に回る(おそらく順位は高いはず)のが、自民党的な?無難な調整というものだ。


結果としては想定通りにおさまったが、1期ごとに選挙区と比例区の候補を入れ替える、コスタリカ方式というものもある。首相を目ざす林氏は、選挙区で圧倒的な得票をとり、コスタリカ方式という声が出ないほど、圧倒的な勝ちを収める必要がある。


自民党には小選挙区で勝った議員は金メダル、比例単独で勝った議員は銀メダル、小選挙区で負けて比例で復活した議員は銅メダルという言葉がある。(最初に言ったのは中曽根康弘氏との説がある。)


林氏は2021年の衆院選で、参院山口選挙区からくら替えして、現3区で当選した。現4区の下関市出身だが、4区から立つ安倍晋三氏との兼ね合い(競合を避ける)で、参院に回ったいきさつがある。衆院に転じたのは近い将来、首相の座を目ざすためというのは、衆目の一致するところだ。


(憲法では総理大臣=首相は「国会議員から選ばれる」とあり、参院議員も首相になれるが、衆院議員から選ぶのが「慣例」になっている。)


林氏が次の衆院選で圧倒的な勝利をおさめるには、吉田氏に行った安倍晋三元首相の票を獲得する必要がある。安倍昭恵夫人が次の選挙戦でどういう動きをするか注目される。

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