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昭恵夫人 衆院選候補擁立で自民山口県連を振り回す 茂木幹事長に直訴 定数減の余波

YOU TUBE yab山口ニュースより
【山口】安倍昭恵さん 元総理後継議員の後援会長に - YouTube
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解散風が吹く中、次期衆院選で小選挙区が4から1減の3になる山口県の新3区は、現3区の林芳正外相(62)=岸田派=が立候補を表明しているが、安倍昭恵夫人(60)が後援会長を務める現4区の吉田真次衆院議員(38)=旧安倍派=も公認を求め、公認の権限を持つ茂木敏充自民党幹事長=茂木派=が、どう裁定するか注目される。


本来なら、自民党山口県連が小選挙区の公認候補を本部に推薦して決まるが、昭恵夫人は県連を飛び越して、茂木幹事長に吉田氏の公認を直訴した。同県連は、役員ではない昭恵夫人に振り回されている格好だ。


従来、自民党は小選挙区に2人の有力候補がいる場合、1人に比例・単独候補に転出してもらい、当選の可能性が高い名簿の上位に置くことで調整していた。


国会議員としての実績を重視すれば、現役外相を務める林氏が新3区から立ち、今年4月の衆院補欠選挙で当選したばかりの、新人議員の吉田氏は比例区に回るのが、無用な波風を立てない、自民党的な?調整というものだ。(もとより外野の意見である)


林氏は2021年の衆院選で、参院山口選挙区からくら替えして、現3区で当選した。現4区の下関市出身だが、4区から立つ安倍晋三氏との兼ね合い(競合を避ける)で、参院に回ったいきさつがある。衆院に転じたのは近い将来、首相の座を目ざすためというのは、衆目の一致するところだ。


(憲法では総理大臣=首相は「国会議員から選ばれる」とあり、参院議員も首相になれるが、衆院議員から選ぶのが「慣例」になっている。)


吉田氏は、今年4月に行われた、安倍氏の死去に伴う衆院補欠選挙で初当選した。下関市議を務めてきたが、国会議員としては「新人」といっていい


昭恵夫人は11日、衆院選で吉田氏の後援会長につき、支援することを正式に表明し、一歩も引かない姿勢をみせている。5月末には茂木幹事長と会い、吉田氏の新3区での公認を要請した。自民党山口県連の役員でもないのに、幹事長に直談判することじたいがおかしいと思うのだが、自民党ではありなのだろう。


仮定の話だが、林氏が選挙区公認候補となって、吉田氏が比例単独に回された場合、吉田氏は無所属となって小選挙区で林氏や野党候補と戦うことを選ぶだろうか。そのときは結果がどうあれ、安倍派と岸田派の亀裂を招くだろう。昭恵氏がそこまで考えているとは思えないが。どうなのだろうか。

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