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中国不動産大手「碧佳園」 社債利払いできず 第2の「恒大」?懸念

香港市場上場の碧佳園=COUNTRY GARDEN=発行社債の下落を伝えるブルームバーグ ニュース=YOU TUBE bloomberg NEWS
What Country Garden’s Debt Woes Mean to China Property Market - YouTube
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ブルームバーグ通信によると、中国最大級の不動産開発業者である碧桂園(カントリーガーデン)は、8月7日に社債の利払いをできず、デフォルト(債務不履行)を回避するための猶予期間が30日を切った。
碧桂園の一部社債保有者、期限内に利払い受けず-香港で株価急落 - Bloomberg


碧佳園は事業規模で、政府管理下におかれて再建中の「恒大集団」を上回ると言われている。中国の不動産危機が再び昂じて、デフレの兆しの出ている中国経済の重荷になるおそれがある。


ブルームバーグ通信などによると、碧桂園は昨年末基準でマンション建設など3千件のプロジェクトと関連して1兆4千億元(1990億ドル=約29兆円)の負債がある。碧佳園のプロジェクト数は、恒大集団を上回っており、中国全土に広がっている。


恒大は21年に約3,000億ドル(約45兆円)といわれる債務を抱えて、デフォルトに至り、中国の不動産不況の象徴的存在だった。碧佳園の経営が行き詰まれば、恒大を上回るマイナスの影響を及ぼすことは避けられないだろう。


中国人民銀行(中央銀行)と国家金融監督管理総局は今年7月に、金融機関に対して、不動産企業の返済延長の交渉に応じるよう勧告した。中国政府・金融当局は時間を稼ぐ作戦とみえる。しかし、中国では購入予定者がマンションの代金を支払ったのに、工事が未完成で、引き渡しを受けられないという事例も起きており、債務の返済延長の効果は疑問だ。


碧佳園の今回、2250万ドル=33億円相当の利払いができなかったと伝えられている。会社の売上高規模に対して比較的「小さい額」の不履行で、同社の資金難の深刻さを物語っている。

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