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台湾総統選 民進党 頼氏を国民党 侯氏が追う 中国は「民進」継続を警戒か

YOU TUBE TBS NEWS DIG 台湾総統選 候補者3人による政見放送 中国に対する政策めぐり舌戦に|TBS NEWS DIG - YouTube
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来年1月13日に投開票される台湾(中華民国)の総統選で、3候補による1回目のテレビ政見発表会が20日夜に行われた。


総統は中華民国憲法で、外交と防衛政策の最高責任者と定められている。


習近平・中国=中華人民共和国・国家首席は、台湾の武力統一の可能性を排除していない。


次の総統が現状維持で親米派の与党、民主進歩党の頼清徳副総統(64)になるか、野党で中国融和(中・米と中立でもある)を主張する、中国国民党の侯友宜新北市長(66)もしくは野党第2党、台湾民衆党の柯文哲前台北市長(64)になるかで、台湾はもちろん、米国、日本を含めた東アジアの安全保障環境は大きく変わる。


産経新聞・電子版によると、テレビ討論の中で、頼氏は中国との善隣・交流をいう侯、柯両氏を「中国の善意に頼って平和が達成できるのか」と批判した。一方、侯氏は頼氏が「(中国が許さない)台湾独立」を望む人物だとして「総統選は戦争か平和かの選択だ」と主張した。


野党2党の間で、候補者を一本化する交渉が進んでいたが、中国政府の意を受けた馬英九前総統が動いていることが公然化して、頓挫することになった。(どちらが実権のある総統につき、実権のほとんどない副総統になるかで、譲らず、馬氏が乗り出したといわれている。)


台湾メディアが行った支持率調査によると、民進党の頼氏がトップに立ち、国民党侯氏が追う展開だ。民衆党柯氏はやや水をあけられている。


台湾は、第二次大戦後、中国・国共内戦に敗れた蒋介石が「大陸反抗」を掲げて、長く、国民党の独裁政権下にあった。その間、何度かの政治弾圧を経た上で民主化がすすみ、2000年に民進党陳水扁氏が国民党以外では初となる総統に選ばれ、政権をとった。


2008年には前出の国民党・馬英九氏が総統に選ばれたが、8年後の2016年には民進党・蔡英文氏が勝ち、政権が交代した。

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