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ソフトバンクグループ株 また急落 投資先アリババ株がNY市場で10%の下げ

ソフトバンクG 下落止まらず 投資先アリババ株がNY市場で10%の下落
中国IT企業への規制強化を嫌気 アリババは経営体制を再編



(株価グラフはTRADING VIEWより転載)

ソフトバンク・グループ(SBG)株は6日、投資先の企業が軒並み下落したことを受けて、東京株式市場の終値は前週末比456円安の5,103円と年初来安値をつけた。
     
SBGが投資する中国電子商取引大手アリババの株式は3日のニューヨーク株式市場で割合にして10%急落し、111.96ドルの安値をつけた。


これは、SBGが投資する中国の配車サービス大手の滴滴出行(Didi Global)がニューヨーク証券取引所からの上場廃止を発表、大幅安となったことに「連れ安」したもの。


中国政府が海外で上場するIT企業への規制を強化する動きを嫌気して売りがかさんだ。


また、米連邦取引委員会(FTC)は2日、米半導体大手エヌビディアによる、SBGの子会社・英半導体設計企業アームの買収計画を阻止するため、提訴すると発表、売却による利益を見込んでいたSBG株は大きく下落していた。


大胆な投資戦略を展開していたSBGもここへきて、壁にぶつかってきたようだ。


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ロイター通信によると、アリババ・グループは6日、電子商取引(EC)事業を国内と国外の2つの部門に再編すると発表した。最高財務責任者(CFO)の交代も決めた。


株価は香港市場では、開始当初の取引で8%下落した。年初からは50%の下落となる。


中国の電子商取引大手、アリババグループは5日遅く、武衛最高財務責任者(CFO)が退任すると発表した。コマース部門の責任者も入れ替える。


中国の国家市場監督管理総局(独占禁止当局)は4月にアリババグループに対して、独禁法違反として罰金182億2,800万元(約2,900億円)の行政処罰を課していた。


同社の電子商取引に出店する企業に対して、他社への出店を認めない「二者択一」を強要する行為があったとしている。


アリババの経営体制の再編は、中国独占禁止当局の一連の処分に対応したものとみられる。アリババ集団の創業者の馬雲(ジャック・マー)氏の影響力は一段と薄らぐ可能性がある。

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