時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

12月23日 上皇さま15歳の誕生日にあったこと A級戦犯死刑執行はGHQの「刻印」か

上皇さま90歳誕生日 天皇皇后両陛下や愛子さまが祝賀のため赤坂御用地を訪問|TBS NEWS DIG - YouTube

YOU TUBE TBS NEWS DIG 上皇さま90歳誕生日 天皇皇后両陛下や愛子さまが祝賀のため赤坂御用地を訪問|TBS NEWS DIG - YouTube
++++++
きょう12月23日は、1933年(昭和8年)に上皇陛下がお生まれになった日だ。大日本帝国の陸海軍を総攬する大元帥でもある今上陛下(昭和天皇)に皇太子、明仁親王が誕生されたことを祝い、全国各地で提灯行列が行われたという。(桜の記念植樹も多くあった。桜の名所、秋田角館など)


国民みなが祝った12月23日は、太平洋戦争の敗戦から3年を経た、昭和23年(1948年)にまったく別の、「刻印」を押されることになる。


極東軍事裁判(東京裁判)で平和、人道に対する戦争犯罪で死刑判決を受けた板垣征四郎、木村兵太郎、土肥原賢二、東条英機、広田弘毅、松井石根、武藤章の7人(いわゆるA級戦犯)に、この日午前零時1分過ぎから死刑が執行された。


GHQ(連合軍総司令部)が意図的に、当時の皇太子殿下の誕生日、12月23日を執行日に決めたとする説は、作家の猪瀬直樹氏が著書「ジミーの誕生日」(2009年=平成21年11月刊)に書いて広く知られるようになった。


猪瀬氏は、「東京裁判でA級戦犯が起訴された日は昭和21年(1946年)の4月29日で昭和天皇の誕生日だった。これらは決して偶然ではないだろう」と語っている。


参考:
我われにあの記憶を喚起する祝日 『ジミーの誕生日』 (猪瀬直樹 著) | インタビュー・対談 - 本の話


平成25年6月に共同通信が米国の公文書請求制度に基づいて、A級戦犯の「死刑執行手順書」を見つけ、記事にした。当時、日本占領にあたっていた米第8軍の公式文書である。


当時の共同通信の記事に、東京裁判にくわしい大学教授の談話がある。その中で、死刑の執行日が12月23日になった経緯は「この文書からも読み取れない」と言っている。


(筆者は直接、地方紙に配信され、紙面になった記事を確認していない。下記、間接情報による。)。


将来、12月23日が、「東京タワー完工の日」となるかもしれないので、あえて前の天皇誕生日にまつわる話を書く次第である。
+++++++
記事は関西大学法学部 永田憲史教授の「A級戦犯の死刑執行手順書」を参考にしました。

×

非ログインユーザーとして返信する