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女川原発2号機 9月にも再稼働 50ヘルツ地域で初めて BWRは島根原発に次ぐ

you tubeより  khb東日本放送 女川原子力発電所2号機の再稼働 2024年9月ごろを想定 東北電力 - YouTube
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東北電力は19日、宮城県・女川原子力発電所2号機を今年9月ごろをメドに再稼働すると発表した。女川2号機は出力82万5千キロワット、沸騰水型(BWR)と呼ばれるタイプ。東日本大震災後に東日本(周波数50ヘルツ帯=北海道電力・東北電力・東京電力の供給地域)の原発が稼働するのは初めて。


国内にある原発33基(廃炉をのぞく)のうち、東日本大震災後に再稼働したのは12基で、今年(24年)は女川2号機のほか中国電力島根原発2号機が8月に再稼働する予定。


これまでに再稼働した九州電力や関西電力の原発は加圧水型(PWR)で、BWRは島根原発、女川が1、2番目となる。


BWRは原子炉で水を沸騰させ、その水蒸気で直接、発電機のタービンを回す。PWRに比べて、放射能を帯びた水(水蒸気)が広い範囲で使われるため、安全審査はより厳しいとされる。


東北電力によると、火災に耐えるよう電線を不燃材で被覆する作業が予定より遅れたため、当初今年5月としていた再稼働時期が8月になったという。


女川原発は東日本大震災時に10メートル以上の津波に襲われた。主要施設の標高は約14メートルあり、津波は高さ8メートルの堤防のあと1メートルのところまで押し寄せたが、稼働中の原子炉2基は、核分裂を起こさない冷温停止の状態にできた。(2号機の原子炉建屋地下に浸水があった。)


東北電力は女川1号機について、東日本大震災後に廃炉を決めている。原子炉建屋のスペースが狭く、厳しくなった安全基準を満たすことは困難と判断した。3号機(82万5000キロ・ワット)については申請準備中としている。


女川原発の再稼働については、30キロ圏内に住む住民が差し止めを求める裁判を起こした。1審の仙台地裁で住民側敗訴となり、仙台高裁に控訴し、審理が行われている。

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