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米メルクのコロナ飲み薬 年内に使用開始 効き目高いファイザー製は来年から

コロナ飲み薬、年内にも使用を開始 米メルク製 効き目の高いファイザー製は来年からに



厚生労働省は24日、米製薬大手メルク社が開発した新型コロナウイルスの飲み薬の国内での製造販売を特例承認した。薬品名は「モルヌピラビル」で、軽症者から重症者まで使える飲み薬は国内で初の使用となる。週明けから使えるようにする。


厚生労働省は、都道府県が指定する医療機関や薬局に20万人分を配送する。病状によっては自宅で受け取れるようにする。


国が費用負担するため患者の負担はない。合計では160万人分(金額1370億円)の契約を結んでいる。


投与の対象は18歳以上で、発症から5日以内の軽症から中等症の患者のうち、重症化リスクがある人に限られる。1日2回、5日間服用する。


メルクが行った臨床試験では、入院や死亡のリスクをおよそ30%低下させる効果が確認されたという。


モルヌピラビルはコロナウィルスが細胞に感染した後に増殖を抑える働きがあり、メルク社はオミクロン株にも有効と言っている。


対コロナウィルスの飲み薬としては、米ファイザー社が「パクスロビド」を開発している。
同社の発表によると、入院、死亡のリスクを88%下げたといい、米国ではパクスロビドへの期待が高いという。


仏政府はモルヌピラビルの発注を取り消し、パクスロビドの調達をすすめる方針という。


日本政府はファイザー社との間で200万人分の契約を結んでいるが、国内での承認申請・認可手続きを経て使われるのは来年になりそうだ。


参考 25日付け朝日新聞、読売新聞、NHKニュース(電子版)

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