時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

新潟・自民のドン 星野県議とうとう離党 裏金要求問題で「迷惑かけた」と 公表の泉田氏はなお追究か

(左は星野伊佐夫新潟県議 右は泉田裕彦衆院議員)


10月の衆院選で裏金を要求したとして、録音データを自民党の泉田裕彦衆院議員(59=比例北陸信越ブロック)に暴露された、「新潟自民党のドン」星野 伊佐夫県議議(82)が27日、自民党を離党した。


星野氏は事実関係を認めないまま、「自民党に迷惑をかけた」と離党届を出していた。高鳥修一県連会長(衆院議員)は会見で「星野氏が党を離れるという決断をしたのは大きい。一応の決着をみた」と話している。(12月28日新潟日報電子版)


一方、泉田氏側は弁護士事務所に依頼して、公職選挙上の違法性について調査をすすめる、としており、なお追及する構えだ。


発端は泉田氏が11月29日、自身のツイッターで「衆院選で2(千万)~3千万円の裏金要求されました」と発信したこと。12月1日に記者会見を開き、要求してきたのは星野県議だと明らかにし、党からの除名を要求した。やりとりを記録したとされる音声データも後日公開した。


一方の星野氏は最初は「(音声データは)つなぎ合わせたもの」「(党支部への献金を求めた。」必要な経費で裏金ではない」などと否定していたが、最終的には事実関係を認めないまま県連に離党届を提出していた。


星野県議は県議当選12回をかぞえ、通常、国会議員が務める自民党県連会長の座に8年のあいだ就いていた。新潟政界の実力者だった。前回2017年9月の衆院選では、新潟県知事から衆院選に転身した泉田氏を公認し、選挙戦を支援した。


自民党県連が今月行った意向調査では、衆院新潟5区内の14地域の支部のうち、長岡支部が泉田氏の5区支部長差し替えを求め、11支部が同意した、という。泉田氏は要求をのんで星野氏にカネを渡した方がよかった、という党員が多いわけではあるまいが、少なくとも星野氏の威光の強さをうかがわせる。



裏金要求の音声公開 自民・泉田氏 新潟県議「作り話」と否定

×

非ログインユーザーとして返信する