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在庫アベノマスク配布は「愚の骨頂」 国会で野党批判 安倍氏は「もっと早く配布すればよかった」


8000万枚の在庫処分が問題となっているいわゆる「アベノマスク」配布について、7日の衆院予算委員会で立憲民主党の小川淳也政調会長は「不織布マスクを推奨する厚生労働省が布マスクの配布に時間を割くのは愚の骨頂だ」として見直しを求めた。


政府の発表によると在庫となっているアベノマスクを含む布マスクは、1月28日までに保管量約8000万枚にたいして、37万件推計では2億8000万枚の申し込みがあった。


在庫を上回る配布希望があったため、配布方法は1カ月ほどかけて検討するという。先着順にはせず、1人あたりの配布枚数に上限を設ける案などがある。


布マスクは2020年4月、新型コロナの感染拡大により店頭でのマスク不足を受けて当時の安倍晋三首相が全世帯に配布すると表明しした。


マスク不足が解消された後に残ったマスクは8000万枚。保管費用は6億円とされ、岸田文雄首相は希望者に配布後、残りは年度内をめどに廃棄するように指示していた。


この日の衆院予算委員会で小川氏は「厚生労働省の職員に、1カ月かけて配布方法を精査させることに国政上の意味があるのか」「都道府県や市町村や国の出先機関に一定量配送し、取りに来てくださいという方がまだマシ」などと批判した。


岸田文雄首相は、この政策が「国民の不安を和らげるために何か政策がないかといったことで打ち出された政策であった」と改めて経緯を説明した。


マスク配布にかかる経費は10億円と一部で報じられている。(厚生労働省は実算定と説明)一方、廃棄費用は6000万円といわれている。小川氏の発言はムダにムダを重ねている点を批判したもの。


安倍元首相は1月末の派閥の会合で「7900万枚(マスクの)在庫がございました。これを廃棄するという決定があったんですが、28日までの締め切りで希望者を募ったところ2億8000万枚の希望がございました。もっと早くやっておいてもらえれば良かったのかな。」
と述べ大いに受けたという。


さすが安倍派というべきか。

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