（YOU TUBE　JAXAのH3打ち上げ実況　
H3ロケット試験機1号機／先進光学衛星「だいち3号」（ALOS-3）打上げライブ中継 - YouTube
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ＪＡＸＡ／三菱重工業は７日午前１０時３７分、H３ロケットを打ち上げたが、２段目のエンジンに点火せず、ロケットは地上からの指令で搭載した衛星「だいち３号」ごと爆破され失敗した。

H3はH2Aの後継となる新型ロケットで、静止軌道への打ち上げ搭載量を最大７トンに増やし、遅れをとっている商用衛星の打ち上げ市場への参入を目指していた。

初号機の打ち上げ失敗はJAXA／三菱重工業はじめ関連業界にとって大きな打撃となる。

H3ロケットは先月１７日に打ち上げ予定だったが、打ち上げ直前にブースターロケットに点火信号が送られないトラブルが発生した。電気系に問題があることがわかり、６日に打ち上げられることになったが、気象条件が整わなかったため、７日に延期されていた。

JAXAの中継画像でみると、打ち上げ後、ブースターエンジンの切り離し、フェアリング分離、１段と２段の分離までは順調にすすんだが、第２段エンジンの燃焼が確認できなかった。

H3 ロケットの２段エンジン LE-5B-3 は、現行 LE-5B-2 エンジンの改良型エンジン。H3はメインエンジン LE-9 の開発が難航し、打ち上げ計画は一年以上遅れたが、２段エンジンについては比較的順調に開発がすすんだとみられていた。