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藤井竜王 最年少名人挑戦へ A級プレーオフで勝利 七冠の可能性も

YOU TUBE 中日新聞・東京新聞将棋チャンネル 順位戦プレーオフ後のインタビューにこたえる藤井竜王
「6歳でというのは随分大きく出たな」名人挑戦へ 藤井聡太五冠 - YouTube
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将棋のA級順位戦のプレーオフは8日、東京都の将棋会館で行われ、藤井聡太五冠=竜王・王位・叡王・王将・棋聖=(20)が広瀬章人八段(36)を破り、4月5日から始まる渡辺明名人(38)=棋王との2冠=との名人戦七番勝負を戦うことがきまった。


名人奪取の最年少記録は谷川浩司17世名人(60)の21歳2カ月。名人戦・最終の第7局は6月27、28日に予定されている。藤井竜王は7月19日が誕生日で、タイトルを奪取すれば、20歳の最年少名人が誕生する。藤井竜王にとって記録更新のチャンスは今年限りだ。


藤井竜王は現在、王将戦の防衛戦を、羽生善治9段と戦っている。第5局まで戦って藤井の3勝2敗で、あとひとつ勝てば防衛に成功する。第6局は、3月11日と12日に佐賀県上峰町で行われる。


渡辺名人・棋王とは、「棋王戦」五番勝負が進行中で、藤井竜王が2連勝したあと、渡辺棋王が1勝を返した。3局目は終盤に逆転に次ぐ逆転劇となり、最後は藤井竜王にしてはめずらしい13手詰めの見落としがあり、負けを覚悟した藤井竜王が天井をみあげる場面も。


棋王戦・第4局は3月19日、栃木県日光市で行われる。藤井竜王はここで勝って、勢いをつけ名人戦にのぞみたいところ。逆に、ここまで藤井竜王に対して3勝15敗と劣勢の渡辺名人はタイに持ち込み、逆転を期して苦手意識(あるとすればだが)を払拭したい。


藤井竜王が「王将」を防衛、「棋王」をとって、タイトル六冠となれば、羽生九段の六冠達成時、24歳2か月を更新する。(さらに名人となれば、羽生善治 七冠達成の25歳4か月も更新する。)


将棋の八つあるタイトルの「序列」は、賞金や、歴史的な経緯から決まっている。竜王が最上位で、藤井聡太竜王・五冠と呼ばれる。(藤井竜王の段位は9段)名人戦は賞金額2位だが、江戸時代からの伝統と格式がある称号で、1925年(昭和10年)に最初の将棋タイトル戦となった特別の意味合いがある。


以下、王位、王座、棋王、叡王、王将、棋聖と続く。王座のタイトルは現在永瀬拓矢九段が持っている。


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名人戦の正式名称は名人・順位戦で、参加棋士は下はC2級から上はA級までの順位戦クラスをひとつずつ昇級して、10人いるA級棋士のリーグ戦で首位にならないと挑戦権が得られない。今回は藤井竜王と広瀬八段が、A級で7勝2敗の成績で並んだため、プレーオフとなった。

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