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消費支出6ヶ月連続 減少 物価高の影響大きく教育費も減 外食 旅行は回復

消費支出と実収入(勤労者世帯)の推移=総務省資料より抜粋
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf
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総務省が6日発表した8月の家計調査によると、2人以上の世帯(勤労者、年金生活者など)が消費に使った金額は1世帯当たり29万3161円で、物価の変動を除いた実質で前年同月に比べて2.5%減少した。減少は6か月連続。物価の影響をいれない名目消費支出は1.1%の増だった。


マイナス寄与度が、大きかったのは食料-0.74%ポイント(以下%ポイントは略)、保健医療-0.61、諸雑費-0.74、教育-0.38など。


食料は物価高の影響が大きく出た。諸雑費の中では婚礼関係費が-0.36。新型コロナ禍以降婚姻数が大きく減っているのが影響している可能性がある。


教育では、高校の塾予備校、小学校の習い事や塾への支出も減っている。物価高(授業料高など)でも教育支出は減りにくいとされていたが、気になるところだ。


一方、消費支出でプラス寄与が大きかったのは外食 + 0.73、交通+0.53、教養娯楽サービス(旅行など)+0.35など。新型コロナの(一応の)収束がプラスに働いたようだ。


同家計調査によると、8月の2人以上世帯のうち勤労者世帯の実収入は、 1世帯当たり 54万4,043 円。前年同月比で実質 6.9%の減少、名目でも3.5%の減少だった。世帯主、配偶者ともに実質収入が減っている。


収入面からも消費支出を増やせないというのが、生活実感だろう。

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