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減税財源 岸田首相の税収増「還元」はオトナだまし 鈴木財務相「すでに使った」 衆院財金委で答弁

YOU TUBE ANN NEWS 岸田首相…ヤジにも余裕の笑顔 所信表明演説で「経済」29回、「変化の流れ」13回【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年10月24日) - YouTube
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鈴木俊一財務相は8日午前の衆議院財務金融委員会で、「過去の税収増は当初予算や補正予算の編成を通じ、政策的経費や国債償還などにすでに充てられている」と述べ、岸田文雄首相の打ち出した個人所得税・住民税減税の財源は、国債発行になるとの認識を示した。立憲民主党の階猛委員の質問に答えた。


岸田首相は個人所得税、住民税減税の財源について、2020年度から22年度にかけての所得税と住民税の増収分(約3・5兆円)を「還元する」と述べていた。


鈴木財務相は、首相の税収増「還元」を否定した形で、今後、岸田首相の発言との食い違いが問題になる可能性がある。


鈴木財務相が示した、所得税などが増えた分は「すでに使っている」という見解は、自民党の宮沢洋一税制調査会長も述べている。新聞各紙も財源について同趣旨の指摘をしている。


岸田首相がなぜ「オトナだまし」のような、税増収分の還元論を持ち出したのかは不明だ。勝手に推測すると、①支持率を回復させるために、財源はひとまず置いて、減税を打ち出した、②国債増発は財政再建に逆行するのは明らかで、それを批判されるのを避けるため、③国民(オトナ)をみくびっている、とも考えられる。


臨時国会の所信表明演説で財政再建の文字が見当たらないところをみると、②ではなくて①のほうが高いだろう。(①と③はほぼ同じことだ)

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