NHK WEBサイトより政治資金問題 自民 岸田派でもパーティーめぐり収入過少記載か | NHK | 政治資金
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岸田文雄首相が会長を務めていた「宏池政策研究会」で、資金集めパーティの収支について政治資金収支報告書には実際のパーティ収入より少ない金額が記載され、差額が議員に還流されていたーー１２日に、NHKと産経新聞がそれぞれ報じた。

NHKの報道は収支報告書の「差額」、いわゆる議員への「還流」額を明らかにしていない。一方、産経新聞は、岸田派は２０１８年から２０２２年までの５年間で８億４４００万円のパーティ収入があり、議員への還流総額は１億６０００万円と「推計」している。

岸田首相は国会答弁で、岸田派に「裏金はない」と言っており、仮に産経新聞の推計とおりなら、退陣は避けられないだろう。

各メディアがこの問題で出す数字（金額）は、大きく分けて、①東京地検が捜査して明らかになった額　②神戸学院大学教授が刑事告発した（疑惑）額　③各新聞が独自に政治資金報告書を分析して明らかにした額の３通りあると思われる。

産経新聞の表は③にあたる（とみられる）が、刑事告発された、岸田派の不記載（過小記載）額は２００万円で、大きな差がある。（安倍派でも大きな差があるので不思議ではない）

刑事告発したのは、神戸学院大法学部教授の上脇博之氏で、自民6派閥のうち森山派を除く安倍、麻生、茂木、岸田、二階の各派について、収支報告書の不記載＝政治資金規正法に違反＝を告発した。

NHKの報道は岸田派の収支報告書の「差額」が、刑事告発された２００万円より大きいことを前提にしているとみられるが、ニュースソースは「関係者」としており、明らかではない。それにしては、踏み込んだ報道だといえる。

岸田氏は派閥パーティ収益の裏金問題が発覚した後、１２月７日に派閥会長を退任している。
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もともとの刑事告発の対象となった過少申告額は下のYOU TUBE にあります。
【“パーティー券問題”と“裏金”】岸田政権を揺るがすのか？ 　ゲスト：若狭勝（弁護士　元東京地検特捜部副部長）山田惠資（時事通信社解説委員）12月7日（木）BS11　報道ライブインサイドOUT - YouTube