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藤井八冠 竜王3連覇 タイトル戦19連勝 大山15世名人に並ぶ 伊藤七段を退ける

藤井八冠8タイトル戦連勝の軌跡=将棋連盟データベースなどから作成
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藤井聡太竜王・八冠(名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)に伊藤匠七段(21)が挑む、竜王戦七番勝負の第4局2日目は11日、北海道小樽市で行われ、藤井竜王の129手目に伊藤七段が投了し、藤井竜王が4連勝でタイトルを防衛、竜王三連覇を達成した。


これで藤井竜王は、将棋の8タイトル戦・番勝負で19戦連続の勝利をおさめた。故大山康晴十五世名人が、1963年の22期名人戦から66年25期名人戦までに達成した、タイトル戦連続勝利の最長記録と並んだ。


1日目の対局は、藤井竜王が長考の末に、81手目、伊藤陣の2三歩にとられる2四の位置に飛車切を敢行。まもなく刻限を迎え、伊藤七段は82手目を封じた。中継するABEMA・TVのAIは伊藤優勢を示し、残り時間も伊藤が藤井より2時間近く多く残している。


2日目に開けられた封じ手は、予想通り「飛車取り」の2四同歩で、ABEMA・AIは伊藤72%対藤井28%と大きく伊藤にふれた。藤井竜王にもやや消沈の気配がうかがえる。


ところが伊藤が84手目に6七銀と指すと、ほぼ互角の形勢に戻り、空気は一変する。ここで伊藤がAIの推す8筋につき捨ての歩を入れていたら、伊藤の優位が続いていたところだった。(あくまでAI判定の数値上の話だが)


伊藤七段は、前日の藤井八冠を上回る、2時間半の大長考を挟んだ後、8筋からの攻めを決行したが、藤井八冠は的確に受けとめて持ち駒を増やし、形勢を有利にしていった。粘りをみせた伊藤七段だが、活路を見いだせずに投了した。

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