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藤井八冠 4連勝で王将防衛 敗れた菅井八段 かつて藤井将棋を「つまらない」と評したが 「振り飛車」は終焉か


将棋の藤井聡太王将(21)=竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、合わせて八冠=に菅井竜也八段(31)が挑戦する第73期ALSOK杯王将戦7番勝負第4局2日目は8日、東京都立川市で行われ、藤井王将が4連勝で菅井八段を下した。王将位は3連覇の快挙。


藤井八冠は王将防衛で、大山康晴十五世名人を超すタイトル戦20連勝の新記録を樹立した。藤井八冠は2020年に初タイトルの棋聖を獲得してから、タイトルの防衛、挑戦で一度も敗れずにこの偉業を達成した。


菅井八段はかつて、藤井の将棋を評して「藤井さんの将棋はコンピューターの指し手を指すつまらない将棋」と言ったことがある。(この発言について、菅井八段は、必ずしも自分の本意ではないと言ったとも伝えられる。)菅井八段が、AIの評価値では低く出る振り飛車の第一人者であることから、菅井をコンピュータの研究に頼らない、ヒトが指す将棋の代表選手ととらえる向きもあった。


菅井八段は昨年、藤井八冠(当時は六冠)と、叡王戦5番勝負で戦った。3勝1敗で敗れたものの、藤井を苦しめ、最終局の第4局は二度の千日手が成立する激戦になった。


しかし、今回の王将戦で菅井八段は4タテで完敗を喫した。競り合う局面もなく、藤井八冠が昨年の叡王戦以降、対振り飛車の研究をコンピュータを使って深めたのかもしれない。


振り飛車党は今後、絶滅危惧種になるかもしれない。少なくとも対藤井戦では出しにくいだろう。

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