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ドイツ ガス貯蔵目標達成に悲観論も ロシアのガス送出完全停止で 原発2基を稼動可能に

(ロシアのガス送出停止を伝える、BBC NEWS 電子版 Nord Stream 1: Russia cuts Europe gas supply for second time - BBC News - YouTube )


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ブルームバーグ通信(6日、電子版)は、ロシアがドイツへのガスパイプラインを通じた天然ガス送出を停止したため、ドイツが11月1日までにガス貯蔵施設の貯蔵率を95%にする目標を達成する可能性は低くなっていると、関係者の話として伝えた。


同通信によると、ドイツの現在のガス貯蔵率は86%近くと、10月1日までに85%という目標を上回るペースとなっている。しかし、ドイツ政府の高官は、ロシアがガス送出を完全に止めた場合、11月1日の目標を達成したとしても、ガス需要の約2カ月半分にしかならないだろうと指摘している。


ドイツのガス貯蔵率、11月の目標達成の可能性低い-ロシア供給停止で - Bloomberg


ロシアは、パイプライン「ノルドストリーム 1」を使った、ドイツへのガス輸送を段階的に通常の3割に削減し、9月に入ってガス輸送を停止すると一方的に通告した。


朝日新聞デジタルなどによると、ドイツ政府は5日、年内に廃止する予定だった原子力発電2基について、来年4月中旬まで発電可能な予備電源にすると発表した。冬の暖房用のガス需要期に天然ガスが不足した場合、原発の稼動で、天然ガスを確保するねらいだ。


ドイツは冬季に気温がマイナス10度から20度に下がるところもある。住宅は地下にボイラーを備え、終日、暖房装置を動かすのが一般的だという。(暖房を切ると住宅全体が冷え切ってしまい、温め直すのはかえって効率が悪いという)


ドイツでは9月からエネルギー節約の対策が導入された。これからの6ヶ月、公共施設の暖房は最高19度までとする。小売店の夜間の照明も午後10時から翌日午前6時まで消灯しなければならないという。

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