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スリム 着陸地日没で休眠モードに 過酷な昼夜の温度差 再復活は期待薄か 分光カメラ 探査成果に期待

Wikipediaより、月面の赤い楕円で囲まれたところが「神酒の海」スリムはここのクレーターに着陸した。神酒の海 - Wikipedia
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月面着陸したJAXAの探査機「SLIM(スリム)」は太陽光発電が回復した28日から、マルチバンド分光カメラを使った月面の探査活動を行っているが、着陸地の「神酒(みき)の海」が日没を迎える2月1日以降はスリープモードに入る。


月の昼と夜はそれぞれ約14日間ある。月の夜は気温がマイナス170度に下がる極寒の世界で、スリムが気温がプラス110度になる次の昼を迎えた後に、復活できるかどうかはわからない。分光カメラによる「探査」の成果が得られることを祈りたい。


分光カメラは月面探査の「主役」で、人間の目では見えない波長の光線をとらえられる。その機能を使って、月面にあるカンラン岩を調べ、組成を地球のカンラン岩と比べることで、月と地球の誕生のナゾに迫ることができる。


スリムは20日、月の赤道南側の「神酒の海」にあるクレーターに着陸した。分光カメラには、大小の岩が写っており、区別するため「しばいぬ」「ブルドック」など犬の種類の名をつけた。それらがカンラン岩かどうか、カンラン岩であれば、地球のそれと異なるかどうか、成果を期待したい。


月の「海」と呼ばれる暗い部分は玄武岩の溶岩からできており、クレーターにあるカンラン岩は、月の深いところから運ばれたと考えられている。

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