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藤井八冠 棋王戦に先勝  伊藤七段は先手番の有位を活かせず


将棋の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=に伊藤匠七段(21)が挑戦する第49期棋王戦5番勝負第2局が24日、金沢市で行われ、後手、藤井棋王の94手目で伊藤七段が投了、藤井棋王の1勝1持将棋(引き分け)となった。


両者が角を取り合う、角換わりの戦型となった。実況中継するABAEMA TVのAI評価値は、中盤の戦いで伊藤七段のややリードを示していたが、伊藤七段が79手目に藤井陣に迫る竜を引いたときに、評価値が藤井竜王有位に振れた。


藤井棋王は伊藤七段の竜を獲った後、リードを広げ、的確な差し回しで伊藤七段に反撃の手がかりを与えず、投了に追い込んだ。


伊藤七段は、対局後、観戦記者の質問に対して、AIの評価値的には互角の戦いにみえていた午前中に、すでに「誤算があった」と感じていたと明らかにした。


第1局は後手番の伊藤七段が研究を重ねたと思われる局面に誘導して、持将棋に持ち込んだ。その結果、伊藤七段は第2局で有利とされる先手番をとったが、主導権を取れないまま、後手番の藤井竜王に完敗を喫した。


伊藤七段が巻き返しを期する第3局は、3月3日に新潟市で、藤井棋王の先手番で行われる。

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