時代遅れの新聞読みブログ

前期高齢者が新聞(紙、電子)・ネットのニュースをフォローします。

債務36兆円の中国恒大株式 理由不明の取引停止 期待のEV子会社株も

(写真は恒大集団ホームページより 恒大新能源汽車は恒大NEVの中国語表記)


21日のブルームバーグ通信(電子版)によると、中国の不動産開発大手、中国恒大集団と傘下の不動産管理会社の「恒大物業」と電気自動車(EV)部門の「恒大新能源汽車集団」(恒大NEV)の3社の香港取引所での株式取引が停止された。


香港取引所への届け出で明らかになったが、理由は明らかにされていないという。


恒大グループは3000億ドル(約35兆7600億円)余りの債務を抱えて、国と関係省政府の管理の下で、再建(債務の再編)途上にある。


中国当局が経営が行き詰まっている不動産開発大手の中国恒大集団について、資産の大半の売却を通じた分割案を検討していると報じた。売却資産(予定)には恒大物産と恒大NEVの資産は入っていないといわれている。


恒大NEVは昨年11月に、新株発行を行い約27億香港ドル(約390億円)を調達した。量産体制を整えるためで今年から販売する計画だった。恒大NEV株式の取引まで停止されたことでグループの先行き不透明感が強まった。


恒大が海外投資家向けに発行した債券は一部デフォルトが発生している。国内投資家より海外投資家は弁済順位が低いとみられており、再建方針を巡って、海外の投資家グループが法的措置も辞さないとの声明を出していた。

×

非ログインユーザーとして返信する