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福島原発1号機 コンクリ土台損壊、鉄筋露出 東電は耐震性を再評価へ

YAHOO!ニュース KFB福島放送ニュースより東京電力福島第一原発1号機ペデスタル内部のコンクリート全周で消失か(KFB福島放送) - Yahoo!ニュース


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福島民友・電子版は14日、メルトダウン(炉心溶融)で大きく損傷した福島第1原発1号機について、東京電力が、原子炉圧力容器を支える土台(ペデスタル)の耐震性を再評価することを報じた。
圧力容器の土台内部、全周損傷し鉄筋むき出し 第1原発1号機:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet


報道によると、ペデスタルは内径5メートルで、壁の厚さは1.2メートル。3月までの調査で、東電はペデスタルの半周程度が損壊していることを公表していた。東電が画像を分析したところ、ほぼ全周で損傷し、内部の鉄筋が露出していることがわかり、3月14日に東電側から原子力規制委に報告された。


損壊したコンクリートや内部の鉄筋は長期にわたって水没状態にある。巨大な原子炉と原子炉格納容器を支えるペデステルの強度低下が懸念される。


福島原発の1~3号機は東日本震災の津波・地震被害で原子炉の冷却ができなくなり、炉内のウラン核燃料がメルトダウン(溶融)を起こした。1号機では原子炉底部から溶け落ち、ペデスタルのコンクリートも溶かし、内部の鉄筋が露出したとみられる。


原子炉内にあったウラン核燃料や、制御棒、ステンレスパイプなどが2000度以上の高温で溶融したあと、冷えて固まったのが、「デブリ」(残骸、堆積物)とよばれる「物質」だ。


1号機から2,3号機まで、デブリは総量で880トンあり、部分的に強い放射能を持つ。近くにいると1時間ほどで致死量の放射線を浴びるといえば、その強さがわかるだろう。


デブリは遠隔操縦のロボット・アームを使って取り出すことが検討されているが、機器じたいの開発から始める必要があり、具体的な取り出し方法はメドが立っていない。


デブリの放射能の元は、ウラン核燃料(二酸化ウラン)などが考えられる。核分裂反応に使われるウラン235の半減期(放射能が半分になる)は約7億年である。ウラン235が福島原発から排出される汚染水の元になっている場合、デブリを撤去しない限り「汚染水」と、多核種除去設備(ALPS)で処理した後の「処理水」は半永久的に発生し続ける。

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